記者から転職した方がいい人、転職しない方がいい人。あなたはどっちだ②

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前回(⇨「記者から転職した方がいい人、転職しない方がいい人。あなたはどっちだ①」)は「記者から転職した方がいい人」に触れ、世間一般の常識に反して、ネガティブな理由で転職しても問題ないことを解説しました。とはいえ記者からの転職を指南している私でも、マスコミにいる全員が全員、転職した方がいいとまではさすがに言えません。そこで今回は逆に「転職しない方がいい人」について考察してみましょう。

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何の不満も不安もなければ転職する必要はない!

マスコミからの転職を支援する「プレスゲート」
マスコミ関係者向け転職支援・相談・コンサルティングを展開する「プレスゲート」です。新聞、出版、放送関係者で異業種・異職種への転職をお考えの方は、ぜひお気軽にご連絡ください。

転職本やウェブサイトで「転職しない方がいい人」の特徴を見てみると、人間関係や仕事への不満といったネガティブな理由での転職は避けた方がよいとされているようです。

ただ前回解説したように、後ろ向きな理由がまったくない転職者なんてほとんどいませんし、どちらかといえばネガティブな理由の方が転職活動に対するモチベーションは上がりやすいことは事実です。

そもそも収入にしろ、人間関係にしろ、仕事内容にしろ、何の不満もなければ転職する必要はありません。

「不満はないけれど新たな成長、挑戦を目指して」みたいな理由で転職するのは、転職によるリスクを舐めているとしか思えないのですが…。

ですから人材系企業やどこかのコンサルティング会社が謳うようなキラキラした転職動機は宣伝文句として無視し、私たちは地に足を付けてシビアに自分自身と対話していかなければなりません。

また転職者が前向きな理由ばかり言うように聞こえるのは、立つ鳥跡を濁さずという社会通念があることと、転職者自身が見栄を張りたい気持ちがあるからです(このあたりの機微は転職後に分かります)。

それでは当サイトの考える「転職しない方がいい人」について解説していきましょう!

転職しない方がいい人①記者の仕事が楽しくて仕方がない

まずは「記者の仕事が楽しくて仕方がない人」です。記者に向いている人と言い換えてもいいでしょう。

私も複数回の転職を経てしみじみと思うのですが、自分が心から打ち込める、やりがいのある仕事に出会えることは、人生における最も幸福なことの一つだと思います。

私は将来の経済的不安などを考慮してマスコミから脱出したクチなのですが、正直なところ転職先のどんな仕事よりも記者時代の方が面白かったと感じています。

「業界脱出の第一歩を踏み出そう!」

今でもかつて書いた記事のスクラップブックを開いたりして懐かしく思うことがある一方で、転職してからは(現職の)仕事をしみじみと省みることはなくなりました。

私の場合は自分の置かれている状況を踏まえ、仕事内容より将来の経済的安定を優先したので後悔はありません。

ただ記者の仕事に向いていて、本当に楽しいという気持ちがあり、経済的にも許される状況(例えば独身だったらどうにでもなりますよね)なのであれば、辞めないことを推奨します。

私は相対的に記者の仕事が楽しかったと感じているだけで、今の仕事が決して嫌いなわけではありませんが、万一自分に合わないつまらない仕事に就いてしまったら、仮に経済的に潤っても心が死んでしまいます(そしてそうなる可能性は0ではありません)。

現在の仕事内容に満足している場合は、一度立ち止まってよく考えましょう。

転職しない方がいい人②不満はあるけど行動には移さない

次に「不満はあるけど行動には移さない人」です(分かりやすい例としては、このサイトを閲覧しつつも、転職エージェントに登録しない、求人に応募しないなど)。

転職しない方がいいというよりも、そもそも行動をしないと内定が取れないので、転職できない人と言った方がよいかもしれません。

内定後のタイミングで転職の有無を考えるという本記事の趣旨からはずれますが、こういう人は実際かなり多いので構わず挙げてみました。

「辞める、辞める」と言っている人に限って辞めないとよく言いますが、嫌味ではなく私も同感というか、そもそも居酒屋で愚痴を吐いてストレスを解消し、気を取り直して仕事を続けられるような人は、そんなに転職の動機が強くないと思うのです。

そしてそういう人は環境の変化をあまり好まないでしょうから、現職の不満には耐えられても、転職の不安には耐えられないのではないでしょうか。

私は何事もできる範囲でやっていけばよいと考えているクチであり、耐えられないようなことに挑戦する必要はありません。

仮に今後、大きな不満や不安(マスコミに勤務し続けることは将来の経済的不安が大きいと思います)が転職への不安を上回ったら、転職を検討してみたらよいと思います。

もちろん今のマスコミ企業(特に紙媒体)の置かれた環境を考えると早く動いた方がベターだとは感じますが、転職がストレスとなり、心身の健康を害しては何にもなりませんので、無理しないでいきましょう。

転職しない方がいい人③「成長したいから転職する」とか考えちゃう

最後は、冒頭でも少し触れましたが、「『成長したいから転職する』とか考えちゃう人」です。

「成長できる」は意欲あふれる労働力を安く調達したいときの求人広告のコピーであり、曲がりなりにもメディアに在籍していた人が引っかかってはいけません(自分で掘った落とし穴にはまるようなものです)。

冗談はさておき、他の2つの理由にも共通しますが、要するに「特にネガティブな理由がなければ転職はしなくてもよい」ということになります。

もちろん転職という撤退戦において背水の陣になることは避けなければなりませんが、自分自身の成長や挑戦などとポジティブなことを言って転職するのは前のめりすぎです。

「転職の心構え① 転職は撤退戦」

意味もなく引っ越しを繰り返さないように、仕事も意味もなく変える必要はありません。ましてや転職は引っ越しに比べて圧倒的にリスクが高いのです。

若手の人が陥りやすいこの手のことに真正面から回答すると、特に若いうちは記者をやっている方が成長できますし、やりがいもあるのではないかと思います。

一般企業の人は天下国家を論じているわけではないので、実務的ではありますが、目線が低く(日本のビジネスパーソンはあまり勉強もしませんし…)、視野の広さでは記者の方に一日の長があります(そもそもエクセルやパワポの達人になりたいですか?)。

ですから本当に成長したい人、挑戦したい人は記者として大いに仕事をして、ベンチャー企業に転職するのではなく、新たなメディアを起業するぐらいの気持ちで頑張ってみてはどうでしょうか?

今はインターネットを使って事業を興すのも比較的容易なので、会社員をしながら副業としてビジネスを立ち上げ、軌道に乗ったら独立するということも夢物語ではないはずです。

そこまでの意欲がないのであれば、こうした理由での転職は推奨しません(特に安易なベンチャー企業への転職は勧めません)

ネガティブな理由こそが転職後の支え

以上、2回にわたり、記者から転職した方がいい人、転職しない方がいい人を考察してきました。

記者時代を懐かしく思う者としては、ネガティブな理由での転職はあり、ポジティブな理由(現職への不満・不安が大きくないことを含む)での転職はなし、という世間一般の見解とは反対の結論になりました。

もちろんこれが絶対の正解ではありませんが、転職にはリスクもありますし、転職先もユートピアではありませんので、私自身はポジティブな理由だけで転職していたら後悔していたのではないかと思います。

転職先の新天地でツライことがあっても、将来性、人間関係、仕事内容が、あの頃よりも良くなったと思えることは、何よりも心の支えになるものです。

皆さんも今一度、ご自身が転職した方がいいのか、転職しない方がいいのか、改めて考えてみてはいかがでしょうか?

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