書類選考と合わせて、あるいは書類通過後に適性検査(筆記試験みたいなもの)を設けている会社があります。特に大企業に多い印象ですが、さて私たちはこの検査にどのようなスタンスで臨めばよいのでしょうか?
マスコミの筆記試験とは大きく違う

上場企業を中心に、選考の過程で適性検査を設けているところは少なくありません。
大体、書類選考と同時か、書類通過後、いずれにしても面接の前に受けることが多かったように記憶しています。
適性検査にもいくつか種類があるようですが、多くは国語や算数みたいな知能テストと、自分自身の性格を回答させるものとで構成され、知識を試す「試験」というより「検査」という言葉が確かにぴったりです。
新卒時に一般企業も受けた人は何となくイメージがわくと思いますが、知識や文章力を問われるマスコミの筆記試験(一般教養、英語、作文)とは大きく異なります。
付け焼き刃の勉強は意味がない
さて初めて取り組む方はもちろん、これまでに受検経験がある人も、久しぶりの筆記試験に臨むということで、対策をどうしようかと考えたり、いい年して受験勉強みたいなことしたくないよと憤ったり、色々と思うところはあると思います。
ただ心配は不要です。あくまで私の経験に基づくアドバイスとなりますが、この適性検査の対策はいりません。
もちろん受検する時にはしっかりと取り組んだ方がよいとは思いますが、付け焼き刃の対策で何とかなるものでもありませんし、仕事を抱えている身としては貴重なリソース(労力、時間)を面接の準備などに向けた方が賢明です。
もしどうしても不安なのであれば、市販の参考書やウェブに例題がありますので、ざっと見てみるのもよいでしょう。
言ってしまえば、それぐらいの対策で十分です。

学力より性格を見ている!?
実際にこの適性検査を人事部がどのように活用しているかまでは私も知りません(そもそもどんな形で結果が示されるかを受検者は見られません)。
ただ面接などを通じて得た印象としては、正直あまり選考材料になっているように思えませんでしたし、参考にしている場合も学力や知能ではなく性格(創造性、協調性など)を見ているように感じました。
性格なんていまさら直せるわけがありませんし、検査で嘘をつこうとするとバレてしまうらしいので(似たような質問がいくつもあり、嘘は突き通せない仕組みになっている)、どちらにしても対策のしようがないのです。
性格を偽って入社しても苦労するのは自分ですしね…。
個人的にはこういう「地頭の良さ」や性格を見られるのは何だかなと思わなくもないのですが、仕事には向き不向きがありますから、最低限のスクリーニングとして機能させているのかもしれません。
適性検査だけで内定には至らない
なお入社後もこの検査が話題に上ることはありませんでした。
人事データには記載されているのかもしれませんが、入ってしまえば業務上の評価の方がはるかに大切ですので、一社員としては気にしなくてよいでしょう。
入社後に唯一あったのが、私の事例ではありませんが、入社してくる社員の成績がずば抜けて良かった際に、配属部署の限られたメンバー(OJTなどで指導する面々)に漏れ聞こえてきたことはあります。
とはいえ、それは〇〇大卒、〇〇会社出身という学歴・経歴と同じような扱いに過ぎなかったことも事実です。
従ってやはり結論としては、適性検査の対策は不要ということになります。
少なくともマスコミを受験したときのような本気の筆記対策はやめましょう。
もちろん私としても内実を詳しく知っているわけではないので、はっきりと適性検査で落ちることがないとまでは言い切れません。
しかし適性検査の結果が良くても、即内定ということがないのだけは確かであり、やはり多大な労力や時間をかけるのは得策ではないでしょう。
マスコミ関係者はただでさえ仕事が忙しいのですから、転職活動では重要なことだけに集中するようにしましょう!
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