書類選考通過率と転職活動のタイムマネジメント。戦線拡大は自滅する

書類選考
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求人票を吟味して興味をそそられる企業があったら書類選考に進みます。中途採用の書類選考は新卒時に比べて通過率が低いのが特徴ですので、何社か落ちたからといっても気にしないで楽観的に構えましょう。むしろ通過率が高すぎても自分自身が困ることになるのです!

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中途採用は書類通過率が低い

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求人票を見て興味を持てる企業があったら、転職活動の次のステップとして、ぜひ書類を応募してみましょう。

転職エージェントに応募する意思を表示すればすぐに手配してもらえます。

さておそらく皆さんは、転職エージェントとの面談時にこんなことを言われたのではないでしょうか。

「中途採用は書類選考の通過率が低いものです。だから少しでも興味を持てた会社に数多く応募してみるようにしましょう」

「いよいよ転職エージェントと面談② 面談のポイントは?」

この言葉、前段は確かにその通りです。

中途採用は新卒採用に比べて、企業側が求める人材のスペックがある程度固まっており、そこから著しくかけ離れた応募者が面接に呼ばれることはありません。

これは経験者採用においては仕方のないことであり、時間を無駄にしないという点で、応募者側にとってもメリットがあります。

少しでも興味があれば応募する?

では後段の「少しでも興味がある企業に数多く応募してみる」についてはどうでしょうか。

確かに通過率が低いのであれば、母数を増やして、少しでも絶対数を上げる方が得策に思えます。

しかし私の意見はこうです。

少しの興味しか湧かない会社には、選考が進んでも結局興味が持てないことが多いので、あまり応募する必要はありません。

要するに自分の直感や好き嫌いを信じようということです。

もちろん転職は人生の転機となるので納得がゆくまで検討することは当然ですし、時間の許す限り何社か色々な業種・企業を見て回ることは構いません。

ただ転職エージェントを利用して選考を進める際には一つのルールがあります。

それは「書類選考が通過したら一次面接は必ず受けなければならない」こと。

転職エージェントにも言われましたよね。ここを忘れてはいけません。

記者の仕事を抱えながら、そう何社も面接に行けるでしょうか?

スケジュール調整がきつい

ここまでの転職活動を振り返ってみても、書類作成や転職エージェントとの面談など、仕事を抱えながらやりくりするのは大変だったのではないかと思います。

しかしここから先はスケジュールの調整が一段と大変になります。

中途採用の場合、仕事を抱えている人が多いこともあって、多少は企業側も面接時間の調整をしてくれますが、それも程度問題です。

一般的には平日の定時時間後、それも1〜2時間前後までというところでしょう(19時スタートぐらいまでは割と調整してくれた印象があります)。

しかも先方の予定もあるわけですし、こちらも仕事柄、突発的な取材が入ったりすることもあるわけで、日程調整はかなり難しいというのが現実です。

さらに役員面接となると先方も忙しいため、ほぼ調整の余地はありません。

「最終面接では有休を。現職を切り捨てても万全に!」

なので、どうにかこうにか理由を付けて有休を取ったりして(本当は休暇に理由なんていらないのですが、記者は持ち場によっては理由なく休めないですよね)面接に行くことになるのですが、さすがに短期間に何回も休むと色々と角が立ちますし、あれこれ詮索されることにもなりかねません。

このことから分かるように、複数社の選考が同時に進むというのは本当に苦しいですし、というか1社でも大変なので、ちょっと興味があるぐらいの企業は結局辞退することになりがちです。

1社の面接に費やす労力や時間を考えると、その費用対効果は低いと言わざるを得ません。

オススメは1社ずつ、同時進行は2社までにとどめよう

転職エージェントとしては「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」方式でどんどん応募させて、転職してもらわなければ報酬が入りませんので、積極的に応募を勧めます。

それは彼らのビジネスモデルとしては当然なのですが、私たちとは利害が一致しません。

私たちの目的は「(自分にとっての)良い転職をする」ことであり、何がなんでも転職することではないのです。

あまりに応募数が少ないとエージェント側から催促があるかもしれませんが、そこは逆手に取って、再度自分の志向を伝えて希望に合った求人を紹介してもらうように努めましょう。

個人的には、できれば1社ずつ各個撃破していく形をオススメしますが、求人にはタイミングもあるのでチャンスを逃さないことも大切です。

ですので同時進行は2社ぐらいまでにとどめるのが良いと思います。

転職エージェントは応募を急かしますが、そんなにすぐに採用者が決まって、締め切られる求人ばかりではありません。

場合によってはかなりの期間、応募を受け付けている案件も散見されますし、仮にその求人の募集が終了してもまた次を探せばよいのです。

書類通過率は3割ぐらいが印象値

さて肝心の書類選考通過率ですが、印象値としては3割ぐらいでしょうか。

記者出身者の場合は紹介してもらえる求人自体が少ないので、やみくもに応募しなければ実際に面接に行く会社は数えるほどとなり、スケジュール管理はきちんと行えると思います。

新卒の時の感覚でいると持ち駒を少しでも増やしたくなりますが、転職活動は期限が明確に決まっているわけではありませんし、結局のところ入社できるのは1社なのですから、ちょっと書類選考に落ちたからといってやたらと応募数を増やす必要はありません(こういう時に現職企業に在籍していることは精神安定剤になります。落ちたところで収入は途絶えませんからね)

「転職の心構え② 次が決まるまで現職を辞めない」

「転職活動に疲れてきた時は…。面接に落ちても気にしない」

最後に応募する書類の内容についてですが、転職関連の本などでは応募する企業ごとに変えるべきと書いてあったりするものの、転職エージェント経由で応募する場合は、その必要はありません(既に提出している書類をそのまま送付してもらえます)。

企業によっては志望動機書などを求められたりしますので、そういう時には一生懸命書きましょう。

ただこれまで述べてきた通り、中途採用では求められる人材のスペックが決まっていますし、もう既に皆さんは転職エージェントのアドバイスを踏まえて書類を作り込んでいると思いますので、この段階で書類選考を頑張るという発想はいりません。

中途採用は試験ではなく商談のようなものですから、自分の対応可能な範囲で、興味のある企業にアプローチしてみましょう!

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