転職活動に疲れてきた時は…。面接に落ちても気にしない

心構え
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転職活動が進むにつれて、書類選考や面接で落ちることが増えてきます。転職がいくら企業と応募者のお見合いのようなものと言ったところで、志望度が高い企業に落ちたらやはりショックですし、疲れを感じることだってあります。そんなふうに気持ちが落ち込んできたら、どうすべきなのでしょうか。

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誰でも落ちるし、酒を飲んで忘れよう

マスコミからの転職を支援する「プレスゲート」
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これまで書類選考の通過率は3割、一次面接は5割とお伝えしてきました。

「書類選考通過率と転職活動のタイムマネジメント。戦線拡大は自滅する」

「最終面接はもう目前!一次面接の通過率はどれほどか?」

潰しの効かない新聞記者としてはまずまずの通過率と見ることもできますが、それでも落ちる方が高いという事実は変わりません。

1社だけ応募して即内定になることはほぼありませんので、誰しもが転職エージェントから「今回はお見送りとなりました」という通知を受け取ることになります。

頭では分かっているとはいえ、それほど多くない求人の中から吟味して、時間をやりくりしてやっとの思いで応募したのに、落ちてしまったら「そりゃないぜ」と感じるのは人情です。

だから一晩ぐらいはお酒でもあおりながら、これまでの疲れと悲しみを癒やしてもいいでしょう(次の日には響かないように気を付けて)。

行くべき会社があることのありがたさ

そして翌朝、スッキリと気持ちを切り替えて、その日は何も考えずに(お勤めの会社に)出社することをオススメします。

転職活動すると決めてから、皆さんはおそらく、現職企業での仕事に対する熱意を失っていたのではないでしょうか。

「どうせ辞める会社なんだから評価も人間関係もどうでもいいし、時間のムダ」と感じていたのではないかと思います。

少なくとも私はそうで、転職活動を始めてからというもの、とにかく出社時の足取りが重かったことを覚えています。

ところが「お見送り」という通知を受け取った翌日は違います。

この時ほど、自分に行く場所があって、受け入れてくれる人たちがいるというありがたみを感じられることはありません。

マイナスになることなんて一つもない

私はこれまで、何度も「次の転職先が決まるまで現職を辞めてはいけない」と主張してきました。

「転職の心構え② 次が決まるまで現職を辞めない」

その大きな理由は生活費や転職活動費用を絶やさないためですが、落ちたときの精神安定剤になるからでもあります。

落ちるのは確かにショックではありますが、現職を続けている限り、何かを失うことはありません。

まず当面の仕事はあるわけなので、お金の心配は無用です。

キャリアが途切れるわけでもないので、職務経歴書が汚れることもない。

会社に行けば自分を受け入れてくれる場所がある。

奥さんだって毎月の給料が入っていれば、まずは不満を抱くこともないでしょう。

「転職の心構え③ 家族の理解は必須」

「嫁ブロックを避けるためにできること。転職活動のこと、そろそろ家族に伝えましたか?」

つまりマイナスになることなんて実は一つもないのです。

転職活動を投げ出すべからず

だから落ち込むことは悪くありませんが、過度に悲観的にならず、まずは現在の生活に何の支障もないことを認識しましょう。

現職を頑張って続けてきた過去の自分に感謝しながらです。

そうやって落ち着けば、選考に落ちたことなんて何のことはないと思えますし、その翌日からはまた転職活動を再開することができます。

転職に限らず何でもそうだと思うのですが、一番まずいのは失敗することではなく、そこから再起不能になってしまうことです。

転職したいと思うならば、活動は続けなければなりません。

落ちた理由を考えても仕方ない

ところで一般的に失敗した際には、その原因を分析して次に生かすというアクションが取られます。

転職エージェントを利用して応募した場合、書類選考でも面接でも「お見送り」となった理由を教えてくれますので、これをどう生かそうか考えたくなりますよね。

でも私の経験上、あまり改善はしなくて良いと思います。というか改善策を取ることが難しい

もちろんお示しした通過率を大きく下回って全滅というのならば何らかのテコ入れは必要ですが、そこから先は求人の要件にマッチしたか否か、その会社に合うかどうかといった、こちら側ではどうしようもできないことがほとんどだからです。

転職エージェントが教えてくれた理由も、もう記憶にも残っていないぐらい紋切り型でした(おそらく「応募先が求めているキャリア、スキルと違ったため」みたいな感じだったと思いますが、はっきりと覚えていません…)。

だから落ちたときには「本当に縁がなかったんだな」と気を取り直し、少し休んだらまた転職活動を再開しましょう。

心配しなくても、必ず良い転職は果たせますから。

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