最終面接はもう目前!一次面接の通過率はどれほどか?

最終面接
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会社にもよりますが、中途採用の場合、面接回数は2回となっていることが多いです。つまり一次面接を通過すると、次は採用権限を持った役員による最終面接となるのです。今回は一次面接の通過率、さらに最終面接を前にいくつかのポイントを解説します。

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書類選考より高い通過率

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前回(⇨「転職したいけど怖い人。ホントに記者が一般企業でやっていけるの?」)も簡単に触れましたが、一次面接を突破すると次は最終面接となる会社が多いです。

新卒採用に比べて面接の回数が少なめですが、これはおそらく、転職エージェントによる面談や書類選考でスクリーニングが済んでいるからでしょう。

もちろん中には三次が最終面接の会社もありますが、私の経験ではそのような場合、一次が人事担当者による簡単な面談だったことが多いように記憶しています。

さて皆さんも気になるところだと思いますが、一次を通過して最終面接に進める割合はどれぐらいなのでしょうか?

新卒採用の時は最終面接までに結構落とされましたよね。

では中途採用はどうなのかというと、そもそも応募数が限られるということもあって、私の感覚では通過率はざっと5割ぐらいかなというところです。

書類選考よりも通過率は高いと考えてよいでしょう。

「書類選考通過率と転職活動のタイムマネジメント。戦線拡大は自滅する」

新卒と異なり、ふるい分けは済んでいる

この理由としては、先ほども述べたように、応募者と企業の双方がこの段階までに十分精査して選考を進めていることが挙げられます。

転職エージェントを利用した場合の大前提として、そもそもかすりもしないような求人は紹介されません。

そして私たちはその求人内容をじっくり吟味してから応募先を決めます。

企業側も求める要件は明確ですから、そこにマッチしない人材は一次面接に呼ばれません。

「転職の第一歩はエージェントへの登録から!」

「ホームページと財務諸表、口コミサイトで応募先の企業を書類選考する!」

「一次面接で勝負は決まる!将来の上司に「こいつと一緒に働きたい」と思わせよう」

ですから一次面接に呼ばれた時点でそれなりに見込みはありますし、そこで印象や実績を改めて見てもらって自社に欲しいと思わせれば、最終面接への道は開けてくるのです。

もちろん他の応募者との競争もありますので一概には言えないのですが、ざっくりと5割、書類選考より通過率は高いと考えていただいて構いません。

ピンとこない会社は辞退も視野に

さて通過率はそれなりに高いのですが、ここで改めて考えていただきたいことがあります。

前回も触れましたが、それはこの段階からは私たちにも選考を辞退する権利があるということ。

もちろん「新しい職場でやっていけるのか不安」という抽象的な懸念程度であれば絶対に選考を進めるべきです(そのような不安は誰にでもあります)。

ただ面接ではこちら側も企業を審査すべきとお伝えしているように、実際に応募先を訪問してみて、「この会社は良くないな」と感じたり「何かピンとこない」と思ったりしたら、選考辞退も視野に入れてください。

「在宅勤務は入社後に。面接ではオフィスを訪問した方が良い理由」

有休を取得してまで受けたい会社か

最終面接は役員が面接官を務めることが多いため、日程調整が大変で、一次面接のような柔軟な対応は難しくなります。

場合によってはほとんど日程選択の余地がないこともありますので、有給休暇を取得してまで行く価値のある会社なのかはよく吟味しましょう。

また内定辞退は悪いことではないのですが、何となく気が向かないまま選考を進めて最後の最後に辞退というのでは、転職エージェントにその理由を説明しにくくなります。

私も「悪くはないんだけど、そこまで凄く入りたいわけではないな」という気持ちで選考を進め、内定が出る直前で辞退をしたことがあります。

当然、転職エージェントからは理由をあれこれ聞かれますが、なかなか納得してもらえるような説明はできません。

「何となくピンとこなかった」のだったら、なぜ最終面接まで進めて、さも入社したいようなフリをしたのかという話になってしまうからです。

向こうもビジネスですから続けて求人紹介はしてくれますが、どこか心情的にやりにくくなることは否めません(気にしすぎかもしれませんが、私はそうでした)。

直感に従って不祥事企業を回避!?

それに「ピンとこない」という印象は意外と正しかったりします。

名前は伏せますが「悪くないんだけど何か違う」と感じて選考を辞退した会社で、その後、不祥事に見舞われたところが複数ありました。

いずれも東証一部(現プライム)に上場している大手企業です。

もちろんこれは結果論で、不祥事はどこの会社でも起きる可能性はありますが、自分自身が一日のうちの大半の時間を過ごすことになるわけですから、「あれ?」と思った会社は避けた方が無難だと私は思います。

内定先の比較は現実的ではない

選考を進めて複数の内定をもらい、あれこれ比べて吟味したい気持ちも分かりますが、新卒と違って応募数も限られるので、そんなにたくさんの内定は得られません。

また内定後は1週間ぐらいをメドに入社意思を返事しなければならないため、他社の内定とタイミングが合うことはほとんどありません。

もしうまく調整できれば条件交渉に多少有利になるとは思いますが、あまり現実的ではないと思われます。

最終面接も選考の一つですから、当然落ちることもありますが、かなり内定、いや「転職」が近づいていることは事実です。

貴重な時間を割いて行く価値があるのか、新聞記者を辞めるという事実も噛み締めて、よく検討しましょう。

なお選考を辞退する場合は、転職エージェントに伝えれば大丈夫。

理由を聞かれると思いますが、明らかに自分自身の志向とマッチしない点があれば、今後の求人紹介のために正直な理由を答えましょう。

「特に大きな理由はないが直感で」という場合は、「面接での印象などをもとに今回は総合的に判断しましたが、求人の傾向自体は志向に合っているので、引き続き紹介をお願いします」と回答しておけば大丈夫です。

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