一次面接で勝負は決まる!将来の上司に「こいつと一緒に働きたい」と思わせよう

一次面接
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いよいよ転職活動の本丸とも呼ぶべき面接のフェーズに入ってきました。ここまでは言わば予選のようなもの。決勝トーナメントである面接を突破しなければ、その先の転職は見えてきません。その初戦である「一次面接」とは、選考においてどのような位置付けになるのでしょうか。

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選考の土俵には立った!自信を持って臨もう

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まず結論から申し上げますと、中途採用の選考において一次面接は超重要です。

新卒の就職活動では一次面接は最低限のチェックだけして、ニ次、三次と面接回数を重ねながら振るい落としていくケースが多いと思いますが、中途採用の場合は一次から真剣勝負という所が多いです(もちろん会社によりますが)。

なぜかというと、中途採用の場合は欲しい人材の要件が固まっている上、既に履歴書や職務経歴書でこれまでのキャリアやスキルがチェックされており、書類選考の段階で最低限のスクリーニングが完了しているからです。

「書類選考通過率と転職活動のタイムマネジメント。戦線拡大は自滅する」

ポテンシャル重視の新卒採用だとこうは行かず、人柄や常識を見ながら少しずつスクリーニングしていくのでしょう。

ですから逆に考えれば、中途採用では面接に呼ばれた段階で具体的な候補の一人として選考の土俵に立っていると考えてよく、自信を持っていただいて構いません。

久々の面接で緊張するとは思いますが、強気に攻めていきましょう。

主管部門の意向が大きく反映

さてこの一次面接ですが、なぜ重要なのかというと面接官が現場の責任者レベル(課長クラスが多いでしょう)のことが多いからです。

これは一次面接の位置付けを知る上で最も重要なポイントです。

これまでも申し上げている通り、中途採用は各部門が必要な人材を採用するために行うものであり、決定権のかなりの部分を主管部門が握っています。

またその主管部門の中でも実際の配属先となる現場の意向が大きく反映されます。

採用した人材を実際に活用していくのは現場であり、その責任者だからです。

採用に当たっての決裁権はもっと上層部にあることがほとんどですが、日本企業における承認フローは現場の起案者の追認になることが多い(逆にひっくり返るようなことがあると、現場はどんな判断をしているのかと問題になる)ので、その意味でも一次面接で現場責任者が下した判断はとても重要になるのです。

もちろん面接の場には人事担当者もいるでしょうが、その役回りはどちらかと言えば事務局的なものにとどまるでしょう。

自分の上司を選べる滅多にないチャンスでも…

ではその面接官はどのような観点で応募者をふるいにかけていくのでしょうか。

現実的な話として、もし入社することになった場合、面接官と応募者はそのまま上司と部下の関係になります。

当たり前ですが、面接官としては一緒に働きたいと思う人を通そうと考えるでしょうし、何かやらかして問題になりそうな人やすぐに辞めてしまいそうな人は避けることになるでしょう。

もちろん経歴やスキルも選考材料でしょうが、その審査は書類選考でもう済んでいます。

要するに一次面接で面接官は、部下として自分のチームに加えたい人、加えてもいい人を選んでいくということになります。

一方で私たち応募者側から見れば、これから仕える人を見極める重要な場となります。

転職活動がビジネス上の「お見合い」ということを忘れてはいけません。

こちらも応募先の売上規模や事業概要などについてはスクリーニング済みなわけですから、将来の上司となり得る人を観察し、「この人のチームに入りたい」とまでは思えなくても、「入ってもいいかな」ぐらいなのかどうかは確認したいところです。

買い手は企業側ですから主導権は向こうにあるものの、一方で自分の「上司」を選べるチャンスは滅多にありません。

このように一次面接は、企業側にとっても応募者側にとっても、働く上で最も重要な要素となる「人間」を判断する、極めて重要な場なのです。

チームに加えてもよいと思わせるような振る舞いを

さて一次面接に臨むに当たり、どのような準備をするべきでしょうか。

まずは転職エージェントが面接に際してのアドバイスをしてくれると思います。

「転職の第一歩はエージェントへの登録から!」

彼らも転職を促す狙いから、企業の採用意図や過去の面接記録を踏まえたしっかりとした助言をくれますので、それを下敷きにすればよいでしょう。

その際に面接官がどのクラスの人になるのかも確認しておきます(聞けば教えてくれると思います)。

現場責任者が出てくるようであれば、一次面接は基本的に先述したような位置付けになるので、それを前提に対策を進めていきましょう。

ポイントは一つ。それはやはり一緒に働きたいと思わせること。

人間性、印象などを含めて総合的に判断されることになるわけですから、将来の部下として問題ないと思わせるようにしなければなりません。

特に異業種・異職種からの転職で、しかも新聞記者出身者を受け入れるとなっては、必然的に現場責任者の不安や懸念も大きくなります。

それでは次回(⇨「新卒とは異なる転職の面接の流れ。取材の場慣れは武器になる」)以降、具体的な対策について詳述していきます!

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