【寄稿】転職市場の最新動向!異業種・異職種への転職は?

寄稿
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当サイトでは私の経験をもとに、マスコミ業界からの転職について解説しています。ただ転職してからしばらく経過していることもあって、最新動向の記事が薄かったことも否めません。そこで今回は外部のライターさんに、最近の転職市況について寄稿いただきました。マスコミ業界に限定した話ではなく、また私の見解と異なる点もありますが、一般的な見方として参考にしてみてください!

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異業種・異職種への転職は難しい?最新の転職動向と未経験でも採用されやすい業界・注意点を解説

マスコミからの転職を支援する「プレスゲート」
マスコミ関係者向け転職支援・相談・コンサルティングを展開する「プレスゲート」です。新聞、出版、放送関係者で異業種・異職種への転職をお考えの方は、ぜひお気軽にご連絡ください。

「今の業界(職種)ではこれ以上成長できない」「新たなフィールドでもっと経験を積みたい」。このように考え、異業種・異職種への転職を検討する方が増えています。しかし、異業種・異職種への転職は同業種・同職種の転職と比べ難易度が高い傾向にあります。この記事では最新の転職動向に加え、年代別の転職難易度や異業種の転職におすすめの業界、転職時の注意点を解説していきます。

2022年は異業種・異職種へ転職する大チャンス!

2020年〜2021年はコロナの影響で大幅に求人数が減少していました。新卒採用・中途採用を取りやめる企業が後を絶ちませんでしたが、2022年にはコロナ禍前の水準を超えるという予測もあります。

転職求人倍率レポート(データ)
dodaの求人数と転職希望者数のデータを用いて、転職マーケットを読み解いた、「doda転職求人倍率レポート」のデータ一覧ページです(2014年4月~)。グラフやアイコンで求人数、転職者数を示しており、転職活動にあたってチャンスとなる時期や採用が活発な業種・職種が分かります。

通信IT業や物流業のように「引きこもり需要」によってコロナ前よりも業績を伸ばしている業界も多数あり、このような業界に引っ張られる形で2020年〜2021年に採用を見送っていた企業が一斉に求人を出しています。このような「転職バブル」とも呼べる状況では、未経験者でも異業種・異職種へ転職しやすい傾向にあります。

異業種・異職種への転職難易度(年代別)

異業種・異職種への転職は決して珍しいものではありません。転職者の36%は異業種×異職種へ、33%は異業種×同職種へ転職しているというデータがあります。

『リクルートエージェント』転職決定者データ分析 10年間で起きた中途採用市場の構造変化 「異業種×異職種」転職が約10年間で11.9pt増加、最多に 業界や職種を越えた「越境転職」が加速 | 株式会社リクルート
リクルートの関連事業・サービスの紹介、ニュースリリース等の情報サイトです。一人ひとりに「まだ、ここにない、出会い。」を提供していきます。

筆者も3回の転職を経験していますが、3回の内2回は異業種(同職種)への転職でした。しかし、決して簡単ではありません。ここでは年代別の転職難易度を解説していきます。

①20代

20代ではポテンシャル重視の採用が多い傾向です。特に第2新卒の市場価値は高く、異業種・異職種でも転職できる可能性は高いでしょう。しかし、20代後半になるとポテンシャルよりも実績やスキルを重視される傾向にあります。

②30代

20代に比べて難易度は高くなります。 即戦力として考えられ、スキル・経験がなければ異業種・異職種への転職は難しいでしょう。しかし、異業種×同職種であれば可能性は高くなります。

③40代 

異業種×異職種への転職は非常に困難です。異業種×同職種でも難易度は高く、強い専門性やマネジメントスキルが必要です。

未経験でも採用されやすい業界・職種

ここでは未経験でも積極的に採用している業界・職種を紹介していきます。

・業界3選

①不動産

独立がしやすいという理由で慢性的に人材不足となっている業界です。求人も多くでています。ポテンシャル重視の採用が多く、専門的なスキルは入社後から学んでも十分間に合うという理由で未経験でも歓迎される業界です。更に「宅建士」や「管理業務主任者」といった資格があれば営業職だけでなく、不動産事務や管理事務などにもチャレンジできます。

②物流業界

身近な宅配便から企業物流まで幅広く、Amazonや楽天といったECサイトの拡大で急成長している業界です。将来性も高く、腰を据えて働くことができます。少子高齢化で働き手が不足しており、異業種・異職種からの未経験者でも積極的に採用しています。また、特殊なスキルも必要無く転職難易度も低い傾向にあります。

③IT/通信業界

IT通信業界の市場規模は急拡大しています。これに伴い未経験歓迎求人も増加傾向にあり、狙い目の業界です。2030年にはさらに人材が不足すると予想されており、未経験者であってもプログラミング等のスキルを身につければ転職できる可能性は十分あると言えるでしょう。

・職種3選

①営業職

すべてのビジネスの基礎になる職種です。汎用性が高く、どの業種でも活かすことのできるコミュニケーションスキルや提案力が身につきます。また、実績を出すことができれば他職種よりも早く出世する事ができ、年収も上がりやすい傾向にあります。将来的な異業種への転職にも有利に働くでしょう。

②ITエンジニア

高度な技術を必要とするイメージがありますが、未経験で入社する方も多い職種です。その背景にはシステム開発案件の多さにあります。現代社会のIT化に伴い、システム開発の案件数は増加しています。その結果仕事を捌ききれなくなり、機会損失を生んでいます。新卒採用も積極的に行っているようですが、まだまだ人材が足りていません。企業としては「育成してでも人材確保したい」という状況で、未経験でも積極的に採用しています。

③事務職

業界知識や業務知識をそれほど必要としていないことから未経験者でも採用されやすくなっています。また未経験であってもPCスキルが高ければ十分に戦力になる職種です。求人数はある程度ありますが、事務職への転職希望者が多く、倍率は高い傾向にあります。

異業種・異職種への転職で注意すべき点

①基本的に給与は下がる

転職=年収アップと考えられている方が多いですが、未経験での転職は基本的に年収アップは見込めません。しかし経験を積み、安定的に成果を生み出すことで年収アップが見込めます。初期は投資期間と考えましょう。

②イメージしている仕事ではない可能性がある

異業種・異職種への転職ではイメージしている仕事と実態が乖離していることがあります。乖離が大きいと入社後すぐに不満を感じてしまうかもしれません。これを防ぐために業界・企業研究をしっかりと行いましょう。実態をしっかりと把握できているか?いい点だけでなく大変な点も理解できているか?が重要になります。

まとめ

異業種・異職種への転職は簡単ではありません。しかし、不可能ではありません。少しでもやりたい仕事があるのであればチャレンジすることをおすすめします。転職にリスクはありますが、転職活動はノーリスクです。

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