能力と人格(人徳)のどちらが大切かというのは古くからの命題ですが、私の中ではもう答えは出ていて、これはもう圧倒的に人格の方が重要です。
「いい人なんだけど無能で困る」との声をよく聞きますが、実はそんなことを言っているうちは困ってなどいないのです。
もちろん能力と人格は掛け算ですから、能力が0であれば、どんなに人徳があっても仕事面で0になってしまうことは否めません。
しかし能力は悪くても所詮0にとどまりますが、人格がどうしようもない場合はマイナスにまで落ち込んでしまいます。
経験者なら分かると思いますが、こういう人が中途半端に仕事ができると、飛躍的にマイナスが大きくなり、最後は組織を殺します。
仕事ができる人なんてたくさんいてコモディティ化していますが、人格が優れている人は数少ないのが現状です。
採用に失敗は付き物でしょうから、自分の部署には悪くても0でとどまってくれる人格者に来てほしいと、色々な経験を踏まえて思います。
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