面接の日程調整で本音が見える!?在職中の転職活動はアポ取りが鍵

一次面接
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書類選考通過後は、こちらも応募先のことをチェックしつつ、面接の日程を決めていかなければなりません。オンライン面接が普及してきたとはいえ、忙しいマスコミ関係者にとって時間の確保は悩みのタネ。でもこのスケジュール調整では案外、お互いの本音や企業の体質が分かったりするので要チェックです。

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スケジュール調整は悩みのタネ

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書類選考を通過すると、次は一次面接です。

こちら側の志望度に関わらず、一次面接は必ず受けるのが転職エージェントを通じて応募する場合のルールなので(というかこちらから手を挙げている以上、エージェントを使っていなくてもそれがマナーですが)、時間を調整の上、アポを取らなければなりません。

ところが仕事を抱えていると、これがなかなか難しいのです。

学生の頃であれば、就職活動と言えば、授業やゼミを調整することが許されたでしょう。

しかし転職活動は現職企業に内密で行なっている以上、大っぴらに面接だからと抜け出すわけにはいきません。

ここをいかに調整するかは、今後選考を進めていく上でずっとついて回る課題です。

私が転職活動していた頃と違って、最近はオンライン面接もだいぶ普及したようなので、企業を訪問しなくてよくなった分、調整はしやすくなったかもしれません。

それでもまさか社内や記者クラブのブースで面接を受けるわけにはいきませんし、wifiなどの環境が整っている静かな場所は限られますので、やはりある程度の時間の調整は必須になると思います。

可能なら出勤前の時間も活用

マスコミで働いていると忙しくて時間の確保は難しいと思いますが、内勤の場合は多少スケジュールを読みやすいと思いますし、外勤なら日中の行動に融通がきくでしょうから、うまく時間を調整しましょう。

ちなみに私は出勤前を時々活用しました。

マスコミ業界は(朝駆け必須の部署や状況でなければ)朝が比較的遅いので、意外と調整しやすかったりします。

基本的に候補日時となるのは平日の日中〜夕方で、定時後も19時スタートぐらいまでであれば調整してくれる企業も多いです。

なお時間帯によって良し悪しというものは特にありません。

転職希望者が仕事の合間を縫って面接に来ていることは企業側も承知しているので、遅い時間を指定したからといって選考で不利になることはありません。

ですから自分が調整しやすく、余裕を持って対応できる時間を提示しましょう。

なお私の経験では、転職エージェント経由の応募で、土日に面接を設定してもらえたことはなかったと記憶しており、何とか平日の日中に時間を調整する必要があります。

一次面接で有休は消化しない

さて一次面接のアポについてですが、この段階で有給休暇を取得するのは避けましょう。

一次は人事担当者か採用部署の現場責任者レベルの面接であることが多く、先方もある程度時間を調整しやすいからです。

「一次面接で勝負は決まる!将来の上司に「こいつと一緒に働きたい」と思わせよう」

おそらく転職エージェントからは面接候補日時が複数提示され、その中で対応可能な日を全て挙げるように言われたと思いますが、一次ではこちらの対応可能日程が少なくても、大体は調整してくれました。

これが選考が進み、役員面接などになるに連れて調整が難しくなってきます。

場合によってはピンポイントで日程を提示されたりもするので、とっておきの有休カードはその時のために取っておきましょう。

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日程調整で分かる志望の本気度

さてこの面接のスケジュール調整。

全ての企業にあてはまるわけではありませんが、こういうところにお互いの本音や企業の体質が見え隠れして面白いので、いくつか私の経験したエピソードをお伝えしましょう。

まずはこちらの本音が伝わってしまう部分ですが、志望度が低い場合の日程調整は、こちらが対応可能として提示する日時がどうしても少なくなってしまいます。

これは致し方のないことで、(自分で応募しておきながらも)その企業のために時間を割くのが気が進まなくなってしまうのです。

これを同一企業で何回も繰り返すと「あまりにも対応可能日程が少ない場合は志望度を疑われてしまいます」と転職エージェントにたしなめられる可能性があります(私はそうでした…図星でしたが)。

だからこそ応募する企業は絞るように再三にわたりお伝えしているところでもあるのですが、ものは考えようで、面接のための時間というコストを支払う段階になって自分の考えがクリアになったともいえるのです。

逆に言えば志望度が高い企業の面接には、何があっても行こうとするでしょうし、何回もスケジュール調整をやり直すのは、心証的な面への影響を考慮して避けるのではないでしょうか。

「書類選考通過率と転職活動のタイムマネジメント。戦線拡大は自滅する」

実は企業側の本質もよく見える

一方で、これも企業や転職エージェントによるのでしょうが、先方がぜひ会ってみたいと思う応募者には、仮に別の人に内定が出そうな段階でも「ぜひ面接に」というコンタクトがあったりします。

一般的に他の候補者に内定が出ると選考は終了となり、それが断り文句になったりもするのですが、興味を持った人材には何とかしてアプローチをしようとする企業もあるのです。

私は残念ながら新聞記者から転職する際はそのような連絡はありませんでしたが、2社目の一般企業から再度転職するときには少しだけ経験しました。

なんともシビアな話ではありますが、まぁビジネスなので仕方ありませんね。

深追いされない場合は、企業の側もそれなりの視線で見ているのかもしれません。

またやたらと選考やスケジュール調整に時間がかかる会社もあったりしますが、こういう会社はまず風通しが悪い会社と考えてよいでしょう。

忘れた頃に連絡が来る会社というのが本当にあるのです。

私はこのサイトで広報への転職を推奨していますが、このような会社に転職すると非常に苦労すると思います。

会社の対応は一時が万事と考えてよく、それはメディアに対しても同じだと推測されるからです。これでは記者の心証を良くするクイックレスポンスができるわけがありません。

応募しているのが広報職でこのような会社の場合、面接後に選考を継続するのかよくよく検討しましょう。

応募先を見極める機会に

マスコミの皆さんはよくご存知だと思いますが、その企業の本質は取材時よりもむしろ、取材依頼のコンタクト時や日程調整期間、事務連絡などにあらわれてきます(いわゆるロジスティクスの部分ですね)。

いくらホームページや会社案内で素晴らしいことを言っていても、こうしたスケジュール調整などに本当の姿は出てしまうものです。

ですからこうした機会も応募先の企業を見極めるチャンスだと思って、しっかりチェックしておきましょう。

もちろんそれは先方にとっても同じことですから、こちらも失礼のないように振る舞うことをお忘れなく!

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