転職後に待ってるこんな日々!ホワイト企業の1日を紹介します

心構え
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ここのところ転職の不安解消や、転職活動に疲れた時の心の持ちようについて記事を書いてきました(⇨「転職したいけど怖い人。ホントに記者が一般企業でやっていけるの?」「転職活動に疲れてきた時は…。面接に落ちても気にしない」)。でもそんな後ろ向きな話ばかりではモチベーションもイマイチ上がりませんよね。そこで今回は、私の事例をもとに、転職を果たせばどんな日々が待っているのかご紹介します。

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これがホワイト企業の1日だ!

マスコミからの転職を支援する「プレスゲート」
マスコミ関係者向け転職支援・相談・コンサルティングを展開する「プレスゲート」です。新聞、出版、放送関係者で異業種・異職種への転職をお考えの方は、ぜひお気軽にご連絡ください。

転職後の毎日がどんなものになるのかをイメージできれば、それをモチベーションの源として、時に大変な転職活動を乗り切れるのではないかと思います。

新聞記者と一般企業では仕事内容はもちろん、ワーク・ライフバランスも大いに異なります。事業会社の広報職を例に、1日の流れを追ってみますので、転職後のイメージづくりに役立ててみてください!

—事業会社広報パーソンの1日—

9:00 出社。まずはメールチェック。朝イチのメールチェックは非効率と言われるものの、時差のある海外拠点から連絡が入っていることもあり、ざっと目を通す。合わせて社外発表に関する稟議が回ってきていることもあるので、こちらも確認。

9:30 来月発売する新商品プレスリリースの打ち合わせ準備。関連資料を用意して、打ち合わせがスムーズに進行するよう配慮。

10:00 新商品プレスリリース打ち合わせ。発表時期、内容、訴求点を詰めていく。事業部門の訴求したいポイントと、メディア受けしそうな部分がずれていたので、粘り強く何とか説得。

11:00 打ち合わせのメモをまとめていたら、先日発表したリリースに対して新聞社から問い合わせ。想定問答に従って回答する(記者さんには愛想よく!)。

12:00 ランチ。会社によっては安くて美味しい社食があって、毎日のささやかな楽しみにもなったり。

13:00 お腹がふくれて眠くなる時間。社外アンケートの回答リストの更新みたいな単純作業にあてる。メールチェック、電話対応なども随時。

14:00 次年度会社案内の内容、見積額などについて業者さんと打ち合わせ。記者時代とは違って、社外との打ち合わせは来てもらうことがほとんど(最近はオンラインも多い)。

15:00 この後に控える次号の社内報編集会議に備え、特集企画を考える。既に候補案は考えてあるが、プロパー社員は企画が苦手なので、記者出身者として少し多めに考える。

16:00 社内報編集会議。世間の皆さんが考えているよりも、はるかに熱心に議論。社員へのメッセージ媒体として、社内報には社長が力を入れている場合もあり(そんなに読まれないんですけどね)。

17:30 定時。が、編集会議が延びたため、いくつかの社内外の問い合わせ案件に対応。急ぎじゃないものは明日以降に回す。

18:30 退社(繁忙期でも21時までには帰りたい)。

これで30歳年収500万円は高い?低い?

いかがでしょう?

会社にもよりますが、ざっと残業20時間程度、30歳で年収500万円(家賃補助・社宅等込み)、もうちょっと業務範囲と責任が増して30代半ばで年収700〜800万円見当のサラリーマンの一日です。

「記者の転職、年収は…面接で希望年収を聞かれたらどう答えるべきか?」

ちなみに私はさらにしたたかにキャリアアップを図り、現在の残業時間はもっと少なく、年収はもっと向上しました。

確かに高年収のマスコミに比べれば見劣りしますが、家族で暮らしていく分には問題ない額はもらえますし、労働時間や負荷もかなり減るので、私としては結構満足しています。

今は週の半分以上を在宅勤務としていて、基本的には定時上がりとしているので、家族と夕食を一緒に食べる機会も格段に増えました。

それに新聞社にいる時より将来不安が大幅に減るのも精神的に良いですね。

いいことばかりじゃない大企業あるある

と、転職を促すためにいいことばかりを書いていると思われても困るので、現実的なことも書いておきます。

1日のスケジュールをご覧いただいても分かるように、大企業になればなるほど、会議や打ち合わせは増えていきます。

セクションが細かく分かれていて、あらゆることにすり合わせが必要になるためですが、これが実に不毛で面白くない。

大企業あるあるですが、本来の仕事より社内調整をしている時間の方がはるかに長いのです。

他部署という横方向だけでなく、上司やそのまた上司、さらには役員といった縦のラインに対する説明・報告も発生します。

はっきり言って記者とデスクとでどんどん紙面をつくっていくマスコミの現場から来るとフラストレーションが溜まると思います。

また仕事そのもの記者の方が面白いでしょう。

毎日がお祭りのようなマスコミの仕事に比べ、穏やかに落ち着いて仕事ができることは事実ですが、それは裏を返せば退屈ということでもあります。

時に自分の問題意識に基づいて署名記事を書くこともできる記者職に比べ(いや、ほとんどはしょうもない発表ジャーナリズムということは知っていますよ)、一般企業の仕事は「自分」を出す機会はほとんどありません。

あくまで会社主体で考え、会社を儲けさせることを考えなければなりません。

サラリーマンが歯車と言われるゆえんですね。

これぐらいの日々はきっと実現できる!

このあたりの一般企業の事情は回を改めて深掘りしようと思いますが、転職したからといって決してユートピアが待っているというわけではありません。

でもワーク・ライフバランスを適切に保ち、家族と食卓を囲め、まずまずの年収を確保できる。

そしてマスコミ(特に紙媒体)に比べて将来不安も少なくなる。

こういう生活を実現できるメリットはやはり大きいと思うのです。

雇われて働く以上、全ての点で満足することは難しいのですが、上記のホワイト企業の1日をご覧になって「いいな」と思うのであれば、ぜひ転職活動を頑張ってください。

これぐらいの生活であればきっと実現できます!

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