まず履歴書(キャリアシート)を書いてみる!意外と大事な現職給与

履歴書・職務経歴書
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前回(⇨「書類は自分自身のカタログです。一般企業に何をアピールするべきか?」)は書類を作成する上でのポイントやエッセンスをお伝えしました。それでは実際にどのように記述していけばよいか、一緒につくりながら学んでいきましょう。

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既存のフォーマットを活用

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転職活動の書類として用意しなければならないのは、履歴書(キャリアシート)と職務経歴書の2点です。

企業によっては独自の書類(課題に沿った作文など)を求められることもありますが、基本的にこの2点があれば、ほとんどのケースで事足ります。

新卒の就職活動のようなエントリーシートを使っている企業は(私の知っている範囲では)ありません。

企業ごとのエントリーシートがないということは、一度これらの書類を作成してしまえば、ある程度使い回しができることを意味するので、楽と言えば楽です。

が、変なものをつくってしまうと書類選考で落ち続けるというデメリットもあります。

ですからポイントをしっかりと押さえて、自分自身を適切にアピールしていきましょう。

といっても履歴書も職務経歴書もフォーマットが用意されているので、それをフル活用してしまえば大丈夫です。

ではまず、とっつきやすい履歴書から始めてみましょう。

こちらは転職エージェントでフォーマットが用意されていると思いますので、それをダウンロードするなりメールで送ってもらうなりして使います。

ちなみにエージェントごとに多少フォーマットが違いますが、私が転職活動した当時は、他社のフォーマットで作成したものでも問題なく使用できたと記憶しています。

過不足なく誤字脱字を避けて

それでは私が実際に使用したリクルートエージェントのフォーマットをもとに説明していきます。

まず氏名・住所・学歴などの基本データは問題ないと思います。というか事実を淡々と書くしかありませんね。

手書きの時代は心証を良くするため、また最低限のビジネスマナーとして「丁寧に書きましょう」というアドバイスも必要でしたが、今はパソコンで作成できてしまうのでそういったことは不要になりました。

一方で簡単に修正できるわけですし、曲がりなりにも新聞記者の作成する書類なのですから、誤字脱字は避けるようにしましょう。

「資格」欄はアピールできるようなものは書いておいた方がよいと思いますが、特段の資格を持っていない私は「普通自動車免許有」だけでした。

「趣味・スポーツ」欄も無難なもので構いません(というかなぜこんな欄が必要なのでしょうか)。

次に企業が重視する語学力、特に英語ですが、TOEICなどの検定で一定以上の水準があれば書いた方がよいと思います。

ただ私はまったく喋れませんし、そもそも検定を受けたことも興味もなかったので、ここは空白でした(国内で新聞記者をやっていると英語は不要だと思うのですが、私が不勉強なだけでしょうか)。

あとは簡単な「職歴」欄ですね。詳細なものは職務経歴書にまとめるので、会社名・従業員数・勤務期間のほかは以下のように記入しました。

■ 記者/正社員

■ 主な業務/

取材記者:〇〇などの分野を担当。リリース記事化、インタビュー、連載企画など。

整理記者:紙面編集を担当。レイアウト、見出しの作成、文章校正、写真のトリミング、Illustratorによる簡単な操作、後輩の指導など。

恥ずかしがらずにしっかり書こう、現職給与

…。さてここまで読んできて何か役立ちそうな情報はありましたか?

おそらくなかったと思います。

そう、前回書類を自分自身のカタログと言いましたが、履歴書はその中のスペック表のようなもので、あまり何かをアピールできる余地はありません。

ですのでキャリア上のアピールは職務経歴書で行う必要があります。

それでは履歴書は過不足なく、誤字脱字なく書けばよいのかというと、ほとんどの部分はそうなのですが、選考が進んでくると非常に重要な意味を持つ欄があります。

それは「現在の給与」欄です。

私も初めての転職活動時は重視しておらず、かつあんまり同年代の平均年収より高いと(なんだかんだ言ってもマスコミ業界はそれなりに高給ですよね)、雇ってもらえないんじゃないかなと心配したりもしたのですが、この欄はとても重要です。

なぜならこの年収をベースに転職後の給与が提示されるからです。

「記者の転職、年収は…面接で希望年収を聞かれたらどう答えるべきか?」

言ってみれば自分の労働サービスを提供する際の基準価格です。

異業種・異職種に転職するとは言っても、できるだけ高く買ってもらった方がよいに決まっていますから、ここはキチッと記述しましょう。

入社後に提出する源泉徴収票でバレるので嘘はいけませんが、借上社宅で月〇万円相当、残業手当は月〇万円程度、その他の手当含め〇万円など、月収・賞与以外にも細かく記入しておきましょう。

これで書類選考に通過するということはありませんが、最終面接のあたりから年収交渉も入ってくるので、その際に重要な意味を持ってきます。

印象の良い顔写真を用意しよう!

それからやっぱり顔写真は大切です。

もちろんイケメン、美人だからといって内定するわけではありません。

しかし皆さん、逆の立場で新聞記者が採用に応募してきたと考えてみてください。

世の中のほとんどの人は新聞記者のことを知りません。

知っているマスコミ関係者といえば、テレビの先で怒鳴り散らしている(ああ取材しているのですか)記者か、糞真面目な顔して正論をぶっているキャスターぐらいで、まぁ正直なところ良いイメージはないでしょう。

そこに寝癖のついた無精髭の顔写真が来たら誰も一緒に働きたいとは思わないはずです。

これは極端かつ私の偏見も入っているので冗談半分ですが、現実問題、採用の最大の基準は「一緒に働きたいかどうか」なので、印象を良くしておくに越したことはありません。

「一次面接で勝負は決まる!将来の上司に「こいつと一緒に働きたい」と思わせよう」

私も転職後に別の人の履歴書を仕事で見る機会があったのですが、真っ先に目が行ったのは顔写真でした。

やっぱり人は人に興味を持つのです。

写真館で撮る必要まではありませんが、髪を整えて髭をちゃんと剃って、少しでも良い印象に仕上げましょう。

またオンラインで提出すると思うので心配ないかと思いますが、撮影データは必ずもらっておくようにしましょう。

転職活動では顔写真は何度も必要になります。

まとめ

まとめましょう。

履歴書はカタログに例えるとスペック表なので、あまりキャリアのアピールはできません。

まずは必要事項を過不足なく、誤字脱字を避けてきっちり記入しましょう。

ただし年収交渉の上で現職の給与額は重要になるので、しっかり計算して手当も含めて記載します。

顔写真は文字通りあなたという商品の「顔」になるので、良い印象になるように努めましょう。

次回(⇨「職務経歴書を書いてみよう① キャリアの棚卸」)は書類で最も重要な職務経歴書に進みます!

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